10.15.2009
フサフサのブルース 「サロゲート」
上の写真に注目してほしい。 このフサフサの髪の男は誰でしょう? ・・ そう、 ブルース・ウィリスなのだ。 精巧なロボットという設定ゆえに許されるわけで、 これを操作する実体はいつもどうりの頭^ ^
北米興行収入で4位から6位に落ちたとのニュースを聞いたばかりの話題作だが、 早くも見れてラッキー。 日本での一般公開は例によって来年の1月になってしまう。
近未来の社会では誰もが 'ひきこもり' で、 自分のサロゲート (代理) を操作して仕事をする。 パーマンのコピーロボットのように嫌なことだけを押しつけるのではなく、 アフターファイブもこれで楽しむのだ。 オー・マイキーのような薄化粧したプラスチックの顔は老いることを知らず、 交通事故に遭うことも、 犯罪に巻き込まれても命を落とすこともない。 言わばリアル世界のアバターとして、 サロゲートを使うのが当たり前になっている。
夫婦でさえも長らくお互いの素顔を見ない生活に、 ウィリス扮する捜査官は疑問を抱いていた。 リアルの身体は安全なはずだったが、 ロボットに加えた攻撃で、 操作する生身の人間をも殺すことのできる武器が登場し、 事態は一変する。 サロゲート・テクノロジーを拒絶する集団によるテロか、 はたまた・・ 捜査官は武器の行方と真相を追って奔走する。
シナリオが悪いのか演出がマズイのか、 あまりハラハラ感はない。 恐らくはヒットの要因も、 みんなフサフサのブルース見たさに・・ いや、 ショッキングなビジュアルを楽しもうということなのだろう。 IMDbでは "こんなに技術が進んだ社会なのにUSBメモリーを使うの?" などのツッコミが早くも噴出している^ ^
人形のようになりがちなフルCGを、 いかに血の通ったものにするかに心血を注ぐ人がいれば、 生身の人間にマイキー風のメイクを施して、 いかに人形っぽく演技させるかに労力を使う人もいる。 一見 人間だが実はロボット、 という微妙な感じがポイントで、 そのあたりは なかなか楽しめる。 ポスターなどで見るサイバーなビジュアルは意外に少なく、 60年代SFを意識したようなポップな絵づくりを狙ってるのかなと感じる部分のほうが多い。 そしてテーマは人間回帰ということなんだろうが、 このあたりも決して上手く描けているとは言えない。
それでも、 こういう雰囲気のSFは久しぶりという気がするし、 ツッコミながら楽しむポップコーンムービーとしては、 そこそこイケるのではないかな。 乞うご期待!
サロゲート SURROGATES (2009) 2010.1/22日本公開
監督 ジョナサン・モストウ
ブルース・ウィリス ラダ・ミッチェル ロザムンド・パイク
ヴィング・レイムス ジェームズ・クロムウェル
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