劇場へ師走 ｢デス･レース｣

公開なかばのエントリーになってしまうが､ これはスカッとオモロー！

｢デスレース2000｣ (1975) のリメイクということだが､ アメリカが不況になったらこうなる･･ という設定変更は笑えた｡ オリジナルを製作したコーマンが再び製作総指揮を取り､ 今回は予算も増え$6500万ほどらしいが､ それをはるかに上回る迫力だ｡ 初期のジョン･カーペンター作品を彷彿とさせるソリッドな娯楽作品と言えるし､ 監督のアンダーソンも主演のステイサムもイギリス人ということで､ どこかマジメな気概すら感じる｡

アレン演じる刑務所管理会社の女エグゼクティブは､ 女性管理職にいたぶれるアメリカのビジネスマンの心の内を反映しているのだろうか｡ またオリジナルで若きスタローンが演じたマシンガン･ジョーを､ 今回はアフリカ系アメリカ人であるタイリース･ギブソンがやるのは現在のハリウッドにおける人種的ミックスのなせる技か｡ まあ､ そんなこと考える必要もないが､ 19日からは ｢地球が静止する日｣ に入れ替わる劇場も多いのではないかと思うので､ まだの人は早く映画館へＧＯ！


デス･レース Death Race (2008) 11/29〜 公式サイト＆トレーラー　
監督 ポール･W･S･アンダーソン　製作総指揮 ロジャー･コーマン　
ジェイソン･ステイサム　タイリース･ギブソン　イアン･マクシェーン　
ナタリー･マルティネス　ジョアン･アレン　

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