12.01.2008
自分、探しません 「百万円と苦虫女」
"自分探しなんてしなくても、 自分はイヤでもここにいる" ・・ 同感!
"誰も自分のことを知らない場所に行って暮らしたいと思ったことは?"
・・ はい、 あります^ ^
いいコンセプトだし、 注目のタナダユキさんだし、 オリジナル脚本だし、 蒼井優だし・・ で、 もっと早く見たかったけど、 今ようやく見たわけだ。
まあ、 予想以上に微妙かな。 。 監督いわく '蒼井優がこれまでに演じたなかで最も地味な役' を与えたそうだが、 それでも可愛い。 今回の彼女は、 腕の細さが印象的だった。 そこだけヘンにリアルだった。 ほかにもピエール瀧がヘンに上手かったり、 笹野高史のマイクパフォーマンスはアドリブらしいが強力!と、 見どころはいろいろあるが、 「モル」 ほどスペシャルな '何か' を感じなかったのも事実。
100万円貯まると別の場所へ引っ越していく女というプロットは、 いろんなエピソードを乗せていけるし、 オリジナル脚本ならではの展開になりそうで期待大だったが、 あまりハッとすような物語は拾い上げられておらず、 結局、 やりとりの可笑しさだけに終始してしまった気がしなくもない。 とくに後半、 誰かが書いていたが "メシ、 つくってくれない?" は確かにイマイチだな。 森山演じる学生のアパートもあまりに一昔前の雰囲気で、 女の子が来たのであわてて片づけるパターンも、 いかにもすぎる。 ホームセンターでバイトしていてもインテリアのイも気にかけないのかな・・ このあたりで '流転' のコンセプトに神田川的な貧乏くささが混じって一気に醒めてしまう。
そうは言ってもエンディングなどは可愛くまとめてくれるし、 '人生、 そんなに上手くはいかないよ' という感じは素敵。 もっと弾けた '何か' は、 タイトルからして弾けていそうな次回作に期待することにしよう。
百万円と苦虫女 (2008日本) 公式サイト&予告編
脚本・監督 タナダユキ
蒼井優 森山未來 ピエール瀧 笹野高史
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2 コメント:
はじめまして!
この映画、わたしはかなり好きな
映画でした!
蒼井優、今まで演じた役で
一番良かったような気がします。
確かに腕が細い!
わたしも思いました!
タナダユキの次回作、映画評を見ると
けっこう衝撃的な内容のような気がするのですが
どうなんでしょうね~。
わたしも感想upしてますので
よかったら遊びに来てください!
>永岡瑞季さん
コメントありがとうございます!!
好きな映画に手厳しいこと言ってすいません^ ^
いや、むしろ好きだから言うのかな。。
次回作というか、もう始まってますね^ ^ 監督は女性なのに、なぜこうも17才男子の描写が上手いんだ〜?!って誰かが書いてました。今回はコミック原作で脚本家も別のかたですが、青春は遙かに過ぎ去っても、スクリーンの上だけでも 'カムバック青春' するのも悪くないでしょう!
瑞季さんのブログも訪ねさせていただきます。
自分の場合、洋画邦画ホラーB級問わず、ほんとにノージャンルで見てしまうので、また気になるタイトルが上がったら覗いてみてください。よろしくお願いします^ ^☆
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