6.08.2008

ジュリア・ロバーツの化粧直し 
「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」



トム・ハンクスは製作までやる入れ込みようだが、 役者としてこの酒と女好きの男を演じ切れていたかどうかは微妙。 フィリップ・シーモア・ホフマンは光ってた。

一口に政治と言ってもさまざまな局面があるわけで、 しょせん宣伝映画に過ぎないかもしれないが、 有事に主導しながら、 そのあと引いてしまうことで起きる混乱、 よく言われるアメリカのこの点を確かに反省しましたと言って終わる。

ソ連を撤退させるのための武器供与と訓練に数十億ドルを出しても、 そのあとの国づくりのために学校を建てる予算の100万ドルが出ない。 事なかれ主義のCIA上層部、 あるいは民主・共和のねじれた議会、 またジョアンのような超・金持ちの極右・・ いろんな内幕が窺い知れて面白かった。

ジュリア・ロバーツの化粧直しのシーンに唯一マイク・ニコルズを感じた。 どんな風かは見てのお楽しみ。 他所からの移動で少し遅くなってのエントリーでした。

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー Charlie Wilson's War (2008) 5/17〜
マイク・ニコルズ監督 製作・主演 トム・ハンクス 
ジュリア・ロバーツ フィリップ・シーモア・ホフマン エイミー・アダムス 

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