
いわゆる電話を使ったサスペンスかなと思っていたら、 911コールを受け取るオペレーターの話で、 予想以上に面白かった。 911は日本の110番と119番をミックスしたような、 とにかく緊急時にはここにかけろみたいな番号で、 状況によってはオペレーターが陣頭指揮を取って、 危機に瀕している人を助けようと努める。
ハリー・ベリー演じるジョーダンは優秀なオペレーターなのだが、 助けきれずに少女が誘拐され、 その後死体となって発見される。 そのショックから立ち直れないうちに、 新たな誘拐事件発生。 トランクに閉じ込められて高速を移動中に911コール、 それはまたブロンドの少女だった。 少女はジョーダンの指示に従ってテールランプを壊し、 そこからトランクにあったペンキを流すのだが・・
どうやら犯人はブロンドの髪への執着があるらしく、 頭皮ごと髪を切り取ろうとしている。 そんなホラー的な後半、 少女を見つけられない脱力感と同時に緊張感が高まり、 意外な結末を迎える。 それほどエグいシーンが出てくるわけではないので安心して見れるだろう。だから多少、 物足りない気もするが、なかなかの緊迫感が味わえる上出来のスリラーと言える。 音楽はなぜか80年代のカルチャークラブやTACO? がかかる。乞うご期待。


ザ・コール 緊急通報指令室 The Call (2013) 日本公開11/30 公式サイト
監督 ブラッド・アンダーソン
ハル・ベリー アビゲイル・ブレスリン モリス・チェスナット
デニース・ダウス マイケル・エクランド
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