5.24.2011

人類のことではなかったね The Violent Kind



下のティーザー、 音楽の使い方が効いていて、 いいかもねということで海外版DVDリリースとともに速攻で見た。 ホラーと50年代60年代サウンドというミスマッチがなかなかの味わいで、 ジェームズ・ディーンのナイフファイトなんかも引用されて出てくるのだが、 バイオレンス度は中級。 しかも予想に反して、 話はどんどん大げさなことになっていく。

片田舎のサイコ野郎を ジャズだの マーダーボールだのとヘンテコなキャラ造形して、 抑制的な音楽を絡めるのが主な趣向かなと思っていたら、 ヴァンパイヤか狼男?いや悪魔か?というノリになり、 けっきょくはエイリアンらしいという展開になったところで THE END. 低予算のわりに登場人物が多く、 この人らのギャラは出てるの?という感じではあるが、 バイク野郎たちがママの50才の誕生日に集まる冒頭から、 あまりにかけ離れた印象のラスト。 二本立ての映画を途中で寝てしまって繋げたような気分になった^ ^

'何か' 的な部分も多くオリジナリティには欠けるが、 特定のシーンだけを取り出すと演出は効いている。 ラストは思いっきりシリアスに終末感を漂わすので、 逆に物足りなくなって そっち系の映画をガッツリ見たくなってしまった。 。 悪ノリ系が好きな人に。






バイオレント・カインド(原題) The Violent Kind (2010) 日本公開未定 
監督 ミッシェル・アルティエリ+フィル・フローレス 
コーリー・ナウフ テイラー・コール クリスティーナ・プロサリス 
ブレット・ロバーツ ティファニー・シェピス ニック・タガス 
ジョー・エジェンダー ジョセフ・マッケラー サミュエル・チャイルド 

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