「ガールフレンド・エクスペリエンス」 のDVDは2本立てとなっていて、 こちらがもう1本。 これも短かめで、 2005年製作の幻の?作品とのこと。 2010年になって公開されている。 クライムストーリーとも青春物とも社会派ともつかない淡々とした地味な映画ではある。 面白いかは微妙、 つまらないかも微妙^ ^
小さな町が舞台。 小さな町というだけで、 なんとなく映画的ではあるが、 そこにある人形工場で働く若い男、 中年の女。 女は毎朝、 青年をクルマに同乗させて工場へ出勤。 代わり映えのしない日々ではあったが、 ささやかな幸せや楽しみがあったかもしれない。 それは大都会でも似たり寄ったりに思える。
青年は母親と二人暮らし、 クルマも彼女もなし、 夜には別の工場で働いている。 演じるのは、 思いっきり古いがアラン・ドロンを今風にしたような美青年。 多くの人がいる場所が苦手で、 高校を中退している。
中年女は要介護の父と二人暮らし、 夜には裁縫の内職、 太っていて赤毛で、 なぜか眉毛がない^ ^ 工場の従業員はそれほど多くなく、 ランチも青年と二人で食べる。 青年をもう一つの仕事先に送り届けるのも日課のうちだ。 ときおりカメラを持ち出して青年の写真を撮ったり、 親子のような友達はそれはそれでいい関係であった。
しかしある日、 工場に若い女が新人として入ってくる。 紹介を受けた瞬間から見つめ合う青年と若い女。 中年女はこの波長を見逃さなかった。 半ば意味不明なライバル意識をくすぶらせて若い女を迎え撃つが、 女は2才の娘を抱えるシングルマザーで、 コイツもコイツなりに苦労してるんだなと娘のように感じ始める。
しかし平穏な日々に入った小さな亀裂は、 気づけば深く潜行しており、 デートだから子供を見てと 娘のような女に頼まれて快く引き受けたのはよかったが、 迎えに来たのが青年だったことで、 亀裂はついに地表に達する。 翌朝、 死体となって発見されたのは・・
新人監督の小品なら注目に値する内容と表現かもしれないが、 今や大家のソダーバーグのプライベートワーク的な作品と知れば、 物足りない気がするのも納得できるのではないだろうか。 タイトルの意味は最後まで不明。 。
BUBBLE/バブル (2005) 日本公開2010
監督 スティーブン・ソダーバーグ
デビー・ドーブライナー ダスティン・アシュリー ミスティ・ウィルキンス
ガールフレンド・エクスペリエンス/バブル [DVD] powered by G-Tools |
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