12.22.2010

薄給のキリスト 「セックス・クラブ」



この邦題付けたやつ、 出てこい^ ^ 人生幸朗師匠もきっと草場の影から "責任者出てこい" とボヤいてくれたはず。 「ファイト・クラブ」 の原作者だからというだけで、 こんなイージーなタイトル。 原題 CHOKE (のどを詰まらせる) には本編にリンクした意味があるのに、 それをすっ飛ばし、 意訳とも言えないこんな邦題を付けたやつが のうのうと給料をもらってるかと思うと腹立ってきますですな。

薄給の職についている男は、 精神病院に入院している母の入院費をなんとかやりくりしているが、 母はすでに男が誰かさえ わかっていない。 男はセックス依存症だが、 それは そのときだけがイヤなことすべてを忘れられるからだと語る。 母は重大な秘密をまだ息子に告げていないが、 本人を前にして、 あの子にでないと話せないと言う。

やがて母の日記が出てきてわかったこと。 男は実はキリストのクローン再生実験で生まれた子供だというのだ。 そんなバカなと言いながら、 あり得ないことではないと聞かされると彼の行動はどこか神々しくなる。 イタリア語で書かれた母の日記を翻訳してくれたり、 新しい治療法を薦めるのは担当の女医。 依存症の男は彼女の前でだけ役立たずとなる。

男が幼い日のシーン。 母は息子に独自の教育を施すが、 シーンの端々に疑問が現れるようになった頃、 真実が明かされる。 はたして男はキリストの子なのか、 それとも。 男は薄給の仕事の傍ら、 レストランでのどをつまらせる。 これは偽装なのだが、 彼を助けた者は助けたことで情が移り、 その後も経済援助その他をしてくれるという。 男にはこうした足長おじさんが何人もいた。

男の親友も依存症だったが、 ストリッパーに恋して依存症を克服。 男も女医への特別な感情を持て余していたが、 彼女にも真実があった・・

とまあ、 なかなかディープな内容ながら、 未公開で終わるだけならまだしも、 こんな邦題を付けられてビデオ屋の片隅に置かれている。 ぜひ手に取って救済してやってほしい^ ^




セックス・クラブ CHOKE (2008) 日本未公開
監督 クラーク・グレッグ 原作 チャック・パラニューク 
サム・ロックウェル アンジェリカ・ヒューストン ケリー・マクドナルド 
ブラッド・ウィリアム・ヘンケ 

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