1.21.2010
忙しい男 「きみがぼくを見つけた日」
タイムトラベラーの妻・・ 原題はストレートにそういうことだが、 原作の翻訳と同タイトルの邦題はややロマンチック寄り。 日本語としては雰囲気があって上手いのかもしれないが、 この 'きみ・ぼく' の ひらがな感覚に一抹のウサン臭さを感じる。 しかしながら原作は世界的なベストセラーとのことで、 製作総指揮にはブラッド・ピットの名が筆頭にクレジットされている。
男はタイムトラベラーなのだが、 その能力をコントロールすることができない。 一種の病気のように突然消え、 気づけば知らない時間に全裸で立っている。 服は移動できないらしい。 そのために行く先々で、 とりあえず服泥棒を働くのが日課だ^ ^
時間旅行をするのだが、 出来事を変更することはできない。 タイム・ポリスが見張っているからというわけでもなく、 流れは変えられないものらしい。 母の死に何度も遭遇し、 自分の死期も薄々わかってはいるが どうすることもできない。
やがて妻になる人に出会うのは彼女が6才のときで、 茂みに隠れている裸の男を少女がみつけたというのが邦題のシチュエーションなのだが、 何じゃそれという感じ。 ようするに、 まるっきりSFではない。 時間移動するという設定を使って、 誕生から死までをより鮮明に浮き上がらせようとする しっとり系のドラマなのだ。 脚本は 「ゴースト ニューヨークの幻」 の人と聞くと納得。 同脚本家は 「ブレインストーム」 の原案を作った人でもあると聞くとさらに納得^ ^
娘は大きくなって未来のその男と結婚し、 生まれた子は女の子で・・ という普通の人生が描かれるが、 男はその間、 あっちの時間、 こっちの時間へ行ったり来たりし、 少し老けたり若返ったりするだけ。 忙しいと言えば忙しいのだが。 最初の妊娠での子供は、 そんな男の血を受け継いだらしく、 お腹の中にいる間にタイムトラベルして どこかへ消えてしまう。 今後もこういうことで妻が傷つくのを案じて、 男はパイプカットの手術を受ける。 だがそれ以前の自分がタイムトラベルしてきて妊娠させてしまう^ ^ 何じゃ、 そりゃ?
そして男の死後も、 ときおり生前の時間から男はタイムトラベルしてきて妻や娘に会う。 あきれるか泣けるかは、 あなたしだい^ ^ DVDリリースにはまだ少し早いが、 とりとめのない感想を列記して とりあえずエントリー。
きみがぼくを見つけた日 The Time Traveler's Wife (2009) 公式サイト
原作 オードリー・ニッフェネガー 脚本 ブルース・ジョエル・ルービン
監督 ロベルト・シュヴェンケ 製作総指揮 ブラッド・ピット 他
エリック・バナ レイチェル・アクアダムス 象のロケット
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