9.27.2009
ガイコツフェイス、現る 「マーダー・フィルム」
先月あたりからだろうか、 BloggerがIEで表示されないという噂。 普段はMacだが、 1台あるノートPCでチェックしてみた。 IE8では、 いちおう表示されるが一部のブログパーツが出ない。 知り合いに聞くとIE7や6だと全く表示されないらしい。 Bloggerというのは、 このブログを書いてるGoogleのサービスだが、 Googleが独自のブラウザーであるChromeを投入した時期と重なる気がするのは気のせいだろうか。 まさかIE排除に動いている? それは正直ありがたいことだが^ ^ 心なしかアクセス数が減っている気もする。 。 IEというのは勝手な表示をするデザイナー泣かせのブラウザーで、 IEを捨てていただけると非常にスッキリするのだが、 こう書いてもIEで読めないなら伝わらないか。
と、 テクニカルな振りで始めといて、 またしてもホラー。 日本未公開の新作が続いたかと思うと、 邦画ばかり攻めてみたり、 連日ホラーだったりと当方の分裂症ぎみの鑑賞、 せっかくIE以外のブラウザーで読んでくれてる人には、 なぜかすまないと思ってしまう。 とくにホラーの日は^ ^
しかし本日の作品は、 ただの強烈なスプラッターとかニッチなゴーストストーリーではなく、 ホラーマニアのホラー心をくすぐるオーセンティックな作品。 例によって邦題はよくないね、 ギニーピッグかっつーの。 原題は"ミッドナイト・ムービー"という可愛げのあるタイトリングで、 ホラームービーへのオマージュや愛が見え隠れする映画。
真夜中に開映するホラー映画フェスティバル、 アホな人たちが ちらほらやって来るが概ねガラ空き。 しかし掛けられるのは "The Dark Beneith" という いわく付きの、 古いモノクロ映画。 映画中の映画は 「悪魔のいけにえ」 もどきの設定で、 観客は "陳腐な設定〜" とか言って笑いながらポップコーンをほおばる。
やっぱりホラーは女の子といっしょに、 キャーキャー言ってしがみつかれながら見るのが王道だろう。 そんな鑑賞スタイルを楽しむ暇人たちは、 ふと おかしなことに気づく。 脈絡のないシーンが現れ、 いま目の前で殺されているのは、 トイレに行った友だちなのだ。 あ、 ドッキリカメラだな、 とか最初は大受けしているが、 どうやらフィルムの中の殺人鬼は現実世界へ抜け出たようだ。 「デモンズ」 のように映画館は閉ざされ、 「エルム街の悪夢」 のようなタッチで、 恐怖に落ちた者を関知して殺人鬼は現れる。 見回りの警官に気づいてもらおうとするが、 ガラス扉なのに警官には無人に見える。
劇場でバイトする娘の小学生の弟が、 一旦は帰したはすなのに、 こっそりと この真夜中のホラーフェスに紛れ込んでいたり。 そんな 「ファンタズム」 っぽい味わいも入っている。 レザーフェイスもどきの殺人者は、 皮ではなく骨のマスクを被り、 チェーンソーではなくベッドのスプリングを磨いだような武器で襲いかかる。 特定できていないオマージュはまだまだ含まれていそうだ。
夜の寂れた映画館の雰囲気、 過不足ないハラハラ感と微妙なペーソス。 取り立てて語るほどの作品ではないが、 最近、 あっち方面も こっち方面も食傷気味、 という方にはお薦め・・ かな^ ^
マーダー・フィルム MIDNIGHT MOVIE (2008) 日本未公開
監督 ジャック・メシット
レベッカ・ブランデス ダニエル・ボンジュール グレッグ・シラルニック
マンデル・モーン スタン・エルズワース
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タグ:
DVD,
ホラー&スプラッター,
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