6.29.2009

やるなら確実に殺せ 「TOKYO JOE」



何だコレ? 監督選びを間違えたか、 フジテレビと組んだのがマズかったか。 期待していたのに こぢんまりしたドキュメンタリーで終わっている。 しかもその内容は何かしらの問題にコミットすることなく、 古き良き時代を懐かしむ程度。

未エントリーのフォローは続く予定ながら、 これが入ったのでとりあえず見てみたがガッカリ。 まあしかしマフィアの話なんて今どきノスタルジーでしかないのかもしれない。 監督の視点により、 そのあたりの話よりも日系人がアメリカでいかに生きてきたかのほうが印象に残る。 トーキョー・ジョーと呼ばれたケン・エトーだが、 その父は関西出身のようだ^ ^ 留学先で宗教に目覚め、 そのままアメリカに移住することに。 宗教としか言わないんだがキリスト教なんだろうな、 仏教から改宗させられた妻は精神的におかしくなって日本へ帰されたという。 そんな家庭、 厳格な父の元を14才で飛び出したケンはあちこちを放浪し、 カード賭博の腕を磨くが、 太平洋戦争で収容所に入れられ、 やがてシカゴに現れる。

そのケンにもイタリア系のストリッパーとの間に息子がいて、 彼も登場して父を語る。 小学校でいじめられたとき父は 「自分の身は自分で守れ」 と教え、 その言葉を受けてコルクスクリューで相手にケガを負わせた息子。 呼び出しを食らったあとで父はまた言う。 「やるなら確実に殺せ」・・ 息子のエピソード以外は元FBIの女捜査官が延々と思い出話をするだけ。 日系人、 あるいはケンという人には適当にスポットが当たるが、 マフィアがらみのことはあっさりしてる。 けっきょくマフィアを壊滅に追い込んだ理由は、 ただ頭蓋骨が固かった。 だから頭に打ち込まれた3発ともが貫通せず、 生き延びて証言できたということ。 マフィアは石頭に負けたのだ^ ^

奥山氏は最初この企画を、 スコセッシ x デ・ニーロでやると豪語してたらしいが^ ^ そっちが見たかったな。 。


TOKYO JOE マフィアを売った男 (2008日本) ドキュメンタリー 
製作 亀山千広 + 奥山和由  公式サイト&トレーラー 
監督 小栗謙一 
TOKYO JOE マフィアを売った男 [DVD][DVD]

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