また寒い国の映画になるが、 アイスランドとはこれまた最果てではないか^ ^ その寒い国を、 老いた男と女が旅する。 人生は思うようにならない、 だが終わり方くらいは自分で選び取りたい。 そんな強い意志に裏打ちされた極北のロードムービー。
男は老いを悟ってか、 飼っていた犬を処分し、 思い出の大半を暖炉にくべて住み慣れた家を後にする。 向かった先は都会に住む娘夫婦のマンション、 だがほどなく老人ホームに入ることに。 そこで幼なじみと再会するが、 彼女は故郷の地で死にたいと言う。 すでにその場所は廃虚となっているにも関わらず、 二人はホームを抜け出し、 運動靴を買い、 銀行口座を解約して、 地の果てまでのドライブに出かける。
フリドリクソン監督、 名前は聞いたことある気がするが、 作品に触れるのは初めてかもしれない。 最初はカウリスマキ的なペーソスを漂わせ、 やがてタルコフスキー的な重厚感を醸しだす。 音楽の使い方もやや重くて 90年代の作品にしては洗練されてないが、 そこがまたいいとも言える。 最後に 「ベルリン天使の詩」 へのオマージュと取れるカットに遭遇し幻想的に終わるが、 載せたいショットも多かった。 圧倒される美しさと言うよりは、 素朴な絵を眺めているような映画。 1ヶ所ボカシがあったのは興醒めだ。 出てきそうにないが、 あるのだ^ ^ 販売元さん、 頼むよ今どき。 。
春にして君を想う (1991アイスランド・ドイツ・ノルウェー) 日本公開1994
Born Natturunnar/Children Of Nature
監督 フリドリック・トール・フリドリクソン
ギスリ・ハルドルソン シグリドゥル・ハーガリン ブルーノ・ガンツ
[DVD] おすすめ平均 心の中の天使 もう一度大きなスクリーンで見たい作品 この世(現代)を去る 最期の地。 Amazonで詳しく見る powered by G-Tools |
4 コメント:
度々本文と無関係なコメント恐縮です。
favicon対策の情報提供のお返しです。
Google Bloggerな人は「あし@」の最新記事のURLがコメントフィード!?
をご覧ください。
たまたま気づいたのですが、あし@のkionaさんのプロファイルページの最新記事URLがコメントフィードURLな問題が解決します。
# これじゃペイ・バックじゃないか
>Cat-sushi さん
ありがとうございます。
自分の記事をあし@で確認したことがなかったので気づかなかったのですが、これはひどいバグですね^ ^
そう言えば、あし@から送られてくるお気に入りのブログの更新を知らせるメールをクリックするとRSSだったことがあります。
さっそくアドバイスいただいた通りにプロフィールを修正しました。まだ更新されないようですが、次のエントリーで確認してみます。
THANX!
>Cat-sushi さん
直りました! いま確認できました。
ありがとうございました!!
kionaさんもfeedburnerを利用されているんですね。
リダイレクト先のフィードがatomのようですが、
http://xxxx.blogspot.com/feeds/posts/default?alt=rss&redirect=false&max-results=500
がOKなのは、redirect=falseなおかげでatomフィードにリダイレクトされないからかもしれません。
feedburnerで生成したatomもNGってことはatomは苦手のようですね。
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