1.13.2014

キュートなゾンビでXXX “THE BATTERY"



一部で絶賛されている変わり種のゾンビもの。 ゾンビはかなり飽きているものの、 性懲りもなく見てみた。 ゾンビ映画がそもそも持っていた終末感が、 今っぽい“どん詰まり”感に翻訳されていて、 多少の新鮮さはある。

気づけばゾンビ化してしまっていた世界、 男二人は行くあてもなく旅を続ける。 二人は世界がこうなるまでは野球選手で、 ピッチャーとキャッチャーだった。 と言ってもピッチャーは補欠だったので息の合うコンビとは言いがたく、 腐れ縁で何とかやっているといった感じ。 そのユルいやりとりとスローなゾンビの動きで緊張感や恐怖感をかなぐり捨て去ったあとには、 倦怠感と窒息感だけが残る。

無線で他にも生存者がいるらしいことを知るが合流を拒絶され、 その女の声に切なさを抑えきれなくなったピッチャーは、 迫り来る、 元は可愛かったであろうホットパンツのゾンビで思わず抜いてしまう。 このようなヘンテコな展開はゾンビ映画数あれど新境地かもしれない^ ^ しかしやがて旅も行き止まりに到達、 大量のゾンビに囲まれ車内に閉じ込められた二人は、 酒をあおり、 タバコを吹かしてバカを言い合うしか、 この現実に対抗する手段がなかった。 そしてついに…

直結のやり方ぐらい覚えておけばよかったな、 と言ってもすべては後の祭り。 日本公開未定、 乞うご期待!



スウィング・オブ・ザ・デッド THE BATTERY (2012) 日本未公開
監督・出演 ジェレミー・ガードナー 
アダム・クロンハイム 

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