
いやあ、 これは簡単に書けないなあ、 書くと邦題の蛇足みたいになってしまうし。 70年代のF1、 ジェームズ・ハント、 ニキ・ラウダ。 詳しくはないが、 へえ、 そんなところから持ってくるか、 さすがワーキングタイトル、 って感じ。
ライバルと言われる二人は、 キャラも走りもまるで正反対。 レースで会うといつも牽制しあっていたが、 事故後のラウダの顔を笑う記者をハントは殴り、 若くしてこの世を去ったハントをラウダは唯一尊敬し、 嫉妬した男だったと話す。
自信家で周りからは浮くのは二人に共通の要素としても、 家族からは縁を切られ、 それでも選んだ道で認めさせ見返してやるというメンタルも極めて似ていて、 正反対で似たもの同士は概ね本質的に孤独だった。 それだけと言えばそれだけだが、 そのシンプルな構図がすがすがしくもあり、 とりあえずは今のところ今年のナンバーワンだ。
ニキ・ラウダはオーストリア人ということで、 これを演じるダニエル・ブリュールもゲルマンな雰囲気だなと思っていたら実はスペイン人だった^ ^ (訂正:お父さんはドイツ人、 お母さんはスペイン人でした、 失礼) いちおう主役はハントのようだが、 ラウダについても詳細に描かれ、 両主役、 あるいはラウダが主役と取ってもいいくらい。 とくに事故後1ヶ月ほどでレースに復帰する異常さには誰もがビビったが、 実際のエピソードであることを思えばさらに感慨深い。
そんな彼からの言葉、 後悔は微塵もない (No regrets. Not one.) は改めて生き方の奥義だなと思う。 もうすぐ公開、 乞うご期待!


ラッシュ プライドと友情 RUSH (2013) 日本公開2014.2/7
監督 ロン・ハワード 公式サイト・予告 象のロケット
クリス・ヘムズワース ダニエル・ブリュール
オリヴィア・ワイルド アレクサンドラ・マリア・ララ
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