9.10.2013

無免許悪魔払い 「死霊館」



物語は70年代に起きた実話だそうで、 ちょっと懐かしい感じのオカルト映画。 ジェームズ・ワンはそういう方向へ行っちゃうのだろうか。 しかし古い写真をみつけたようなコワさと、 前半はやや地味ながら後半はなかなかの迫力で、 それなりに満足感のある作品だ。

ある家族がヤバい家を買っちゃう。 引っ越しの日、 犬が家に入ろうとしない。 家じゅうの時計が3時7分で止まる。 夜中に物音、 イヤな臭い。 隠し部屋がみつかる。 不気味なオルゴール・・ とアイテムはきわめてクラシック。

片や、 超常現象研究家と霊能者のカップル。 二人は大学で講義したり、 過酷なミッションをいくつも経験してきた。 infestation, oppression, possessionと悪魔憑きは3段階で進行するという。 二人にも娘がいる。 必死の思いで相談を持ちかける例の家の母、 応える二人。

まずは科学的な調査から始めるが、 霊能者の妻にはすでに見えてしまっている。 調査の結果、 呪いは魔女狩りの時代までさかのぼり、 多数の霊がいるが、 それだけでなく、 大ボスである悪魔をこの土地から払う必要があるという。 証拠を集めて教会に申請するもバチカンの許可が必要と言われる。 その間にも憑依は進行、 さらには二人の娘にまで危険が及ぶ。 変わり果てたXXを前に、 もう一刻の猶予もない。 さあ、 どうする?・・

エントリータイトルはややネタバレだが、 まあこれ以上は触れず。 クラシックななかにも新鮮味のある展開と言えるだろう。 曲はゾンビーズ“Time of the Season”などやや60年代寄りのものが少し流れる程度だが、 音の効果もクラシカルで重々しい感じ。 ハロウィンに向けて乞うご期待!



死霊館 THE CONJURING (2013) 日本公開10/11 公式サイト・予告 
監督 ジェームズ・ワン  象のロケット 
ヴェラ・ファーミガ パトリック・ウィルソン ロン・リヴィングストン 
リリ・テイラー 

0 コメント: