10.26.2012

スペース・ダンスパーティ 「パラノーマル・アクティビティ4」



シリーズ4作目になって、 日本の宣伝はマンネリ気味で地味ながら、 アメリカでは1週目トップだそうで何より。 イギリスでは 「マダガスカル3」 と間違えて上映してしまい子供が泣いたとか。 これが宣伝だとしたら、 さすがと言うべきか。

しかしマニアックに見るなら、 監督は日本未公開の "Cat Fish" の気鋭を引っ張ってきて、 フェイクドキュメンタリーを一歩進めた仕上がり。 手持ちのハンディカメラや監視カメラから、 CAM世代の彼らはパソコン搭載のカメラに移行する。 iPhoneのカメラでのチャットや、 室内にはほぼ各部屋にMacがあって、 夜中もつけっぱなし。 前半はバカバカしい '脅かし' でお茶を濁し、 「REC」 のパロディなどもちゃっかり入れながら、 当然ながらその手法の本質は見えそうで見えない 'ちらリズム'。

見えないから妄想が膨らむように、 見えないからこそ恐さが増幅される。 その '見えなさ' がスタイリッシュで、 そのくせ今の世界にうごめく恐怖の本質はしっかりつかんでいるような感覚。 上品だけど悪くないね。 暗視カメラには劇中で "スペース・ダンスパーティ" と形容されるようなノイズ水玉エフェクトが施されたり、 楽しんでやってる。 主演のキャスリン・ニュートンも屈託なく可愛い。

前作で行方不明となったケイティとハンター少年は、 2011年になってニューヨーク州の とある町に現れる。 静かな町に不吉な予兆。 少年は家にやってくる。 この家の男の子と友だちなる。 そして奇怪な現象が再び始まる。 数日だけの先行上映、 すぐに公開されるので乞うご期待!

シリーズ 第一弾 第二弾 第三弾 おまけ 


パラノーマル・アクティビティ4 (2012) 日本公開11/1 公式サイト・予告
PARANORMAL ACTIVITY 4  象のロケット 
監督 ヘンリー・ジュースト+アリエル・シュルマン 
キャスリン・ニュートン マット・シヴリー  ケイティー・フェザーストン 

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