8.11.2011
ヘッシャー! 「メタルヘッド」
ずいぶん、 あいてしまった。 で、 ひさびさにエントリーしたのがこれか、 って感じではあるが。 。 もうとっくに公開終了していて、 何が走り書きかわからないのだが、 けっこう好きな路線だ。
更新しなかった間にも、 ちょこちょこ見てはいたが、 メモしておこうという気にもならないものが続いていた。 本作もジョセフ・ゴードン=レヴィットがヘビメタかヒッピーかわからない長髪で登場し、 今をときめくナタリー・ポートマンが微妙なメガネっ娘で出るなど受け狙いがやや鼻につくが、 それでもユルさとキレ?があいまった微妙なテンションは悪くない。 何か所か、 素直に笑った。
ただ邦題は、 やはり違う。 合体ロボ物みたいな語感は誤解を生む。 "ヘッシャー" でいいじゃない。 ヘッシャーなんだから^ ^ ジョセフ・ゴードン=レヴィット演じるヘッシャーは、 しいて言えば一昔前の武田真治なキャラで、 何をやらかすかわからない恐さと、 酸いも甘いも噛み分けた常識と寛容さを併せ持つ。 しかし爆破・放火癖が災いして '片玉' を失っている。 そんな男が、 母を亡くした少年の前に唐突に現れ、 ずけずけと生活に踏み込み、 喪失感を共有しているのか何なのかわからない状況のなか、 癒しにも助けにもならない行動を繰り返すが、 それでも彼のおかげか・・ まったく関係ないかは別として、 やがて少年は前に進むことができる。
ヘッシャーはいわゆるトリックスターではあるが、 タイトルになっているのだから主役でもある。 と同時に、 少年TJやTJの父、 マデリン婆さん、 ポートマン演じるニコールを浮き上がらせる名脇役のようでもあり、 そうしたゲシュタルト的あるいはホロン的関係性がビルドインされた構成も本作の個性と言える。 。
とか何とか、 それらしいことを論じるまでもなく、 見始めたら求心力に満ちて十分に面白く、 注目に値する監督、 これだけのキャスティングを許されるフィルムメーカーであることは確認できるはず。 小さな赤丸くらいではマークしておいてあげたいし、 劇場公開の際には完全にノーマークであったにせよ、 DVDレンタル予定リストにはこっそりと入れておいてほしい作品だ。
メタルヘッド HESHER (2010) 日本公開2011.6.25 公式サイト 象のロケット
監督 スペンサー・サッサー
ジョセフ・ゴードン=レヴィット ナタリー・ポートマン レイン・ウィルソン
デヴィン・ブロシュー パイパー・ローリー
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