4.28.2011

チャンスなんて自分で作り出す 「バーレスク」



こういう類いの映画としては よくできているほうではないと思うが、 それでも見逃したなかでは早く見たいと思ってた1本。 クリスティーナ・アギレラも もう30なので、 歌と踊りに憧れる少女役はキツイのではと思っていたが、 そうでもなかったね。 しかしなぜLAに来たのかな、 ああいうステージをめざす人は普通NYじゃないか。 最後に空中権というビジネスライクな落ちが必要だったからか。

自分的に感銘を受けたのは、 好きなことにまっしぐらなアリの姿勢かな。 LAに来てこの劇場を見つけてからというもの、 断りもなしにウェートレスとして働く。 チャンスをつかむ、 というよりチャンスなんて自分で作り出す。 人間、 そこまでやるかというぐらいがちょうどいい^ ^

ラブがらみでは、 店で最初に知り合ったジャックと発展するが、 こういうのって やや出来すぎなんじゃないか。 映画だから省略してあるとは言え、 会社で言えば、 たまたま最初の案内係となった人が運命の人だったみたいな。 せっかく新しい世界に来たのに世間が狭くなる気がする。 それにジャックが作曲家志望ということもあまり効いてないように思う。 アリがなぜ髪を切りたくないのかも説明なし、 モンタナのレストランでの同僚もあれっきり。 元夫で共同経営者というのもほとんど必要ない^ ^

シェール演じるテスやその他のダンサーたちも、 キャラがありそうに振っておいて、 結局はアギレラのワンマンショーだったという印象になる。 みんなをいい人にしすぎたのかも。 タイトルも取ってつけた感じ。 途中のコメディ劇みたいなのをもっとフィーチャーしてもよかったか・・ とは言え、 歌や踊りはしっかりと魅せてくれるし (微妙にモーニング娘。 っぽいが^ ^) ゴチャゴチャ言わずに楽しめばいい作品だろう。


バーレスク BURLESQUE (2010) 公式サイト 象のロケット 
監督 スティーブ・アンティン 
クリスティーナ・アギレラ シェール カム・ジガンデイ 
ジュリアン・ハフ クリステン・ベル アラン・カミング 
エリック・デイン ピーター・ギャラガー スタンリー・トゥッチ 
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