4.07.2011
念力電話.. 「七瀬ふたたび」
このへん、 あまり詳しくはないので大したことは書けないが、 正直 なんか古くさいイメージだな。 そして総集編でも見てるようなポイントのなさ。 30年前の原作だからというわけではなく、 再映像化の力点がよくわかならない。 芦名星も最初はナイス・キャスティングという気がしたが、 実際に作品になった印象はパッとしない。 テレキネシスで電話するなんてのもバカらしい^ ^
詳しくないわりに、 なぜか 「タイム・トラベラー」 は知っている。 ケン・ソゴルがいつもタートルネックのセーターで登場し、 トラベルの瞬間にエラをピクピクさせるのを覚えている^ ^
超能力モノというのはどこか懐かしい気がするが、 自分が初めて触れた超能力モノは意外にも児童図書で 「少年エスパー戦隊」 という作品だった。 少年がテレポーテーションに目覚めるシーンで始まるこの小説は、 サイコキネシス、 テレパシー、 透視 および "超天才" という能力が出てきたように記憶している。 たぶん今読むと子供っぽいのだろうけど、 "超天才" って何?と思いつつ、 当時は夢中になった。
ユリ・ゲラーやスプーン曲げブーム?はあまり乗れなかったが、 「バビル2世」 はけっこう好きだったな^ ^
最近ではTVシリーズ 「HEROES」 が超能力モノらしいが見てないし、 最初は熱心に見ていた子供たちもシーズン4の途中で飽きてしまっている。 HEROESの場合、 能力があれもこれもでつまらない気がする。 やっぱりテレバシー、 サイコキネシスあるいはテレキネシス、 透視、 予知とアカデミックに分類されているほうがしっくり来る。 それはなぜかと考えてみたら、 ある能力に特化するということは、 他の能力は持てないということで、 一人で全部持ってしまったら面白くないというようなことかなと。 (「バビル・・」 は一人で全部持ってるが)
七瀬はテレパスだが、 映画ではオーソドックスな超能力の他に人体発火させる能力と、 そして "リセット" という能力が登場する。 時間をさかのぼってパラレルワールドを作り出す能力。 七瀬はこれを最後の切り札と言うが、 確かに、 と思う反面、 これは超能力というより '全能' であり、 自己完結しすぎてつまらない。
超能力の時代は終わり、 いまは useless talent (無駄な才能) の時代なのだろう。 自分の場合、 ムダに早く見る・・^ ^
七瀬ふたたび (2010日本) 公式サイト 象のロケット
原作 筒井康隆 監督 小中和哉
芦名星 佐藤江梨子 田中圭 前田愛 今井悠貴 ダンテ・カーヴァー
平泉成 大杉漣 吉田栄作
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