3.20.2010
犬があなたを引き止めるとき・・ 「HACHI 約束の犬」
'微妙なもの'シリーズ3日目はこれ^ ^ 娘がめずらしく "何か見たい" 気分だと言うので、 これを選んだしだい。 まあ微妙そうな作品だったし、 どういう企画なのか詳しく調べる気もないが、 こうして見る限りとくに日本のマーケットだけを狙ってきたわけでもなさそう。 キャストも監督も一流だし、 小4の女の子といっしょに見るにはバッチリなチョイスだったとも言え、 ときどき横顔を盗み見ると、 画面に釘付けになっている。
渋谷のハチ公前ではいまだに待ち合わせをすることがあるし、 映画の元になった話も聞いたことはあるが、 うまくアメリカでの物語に置き換えてある。 ああ、 たまたま日本のエピソードを拾っただけで、 マジメに映画化してるんだなとわかる。 しかも X'mas仕様なのだ^ ^
リチャード・ギア自身がもともと秋田犬顔だし、 そういう親和性だけでキャスティングされたわけじゃないとは思うが、 微妙に無表情めな演技。 犬の方が演技派だったり。 。 とくに後半、 引っ越し先を逃げ出して、 あの駅へ戻ってくる。 それ以降の汚れ具合、 くたびれ具合、 しっぽまで だらんと落としてる姿なんて上手すぎて、 CGかな・・ なんて思ったりして。 '犬目線' のカットなどもよかったかな。
飼ってる犬が、 普段は好きでないボール遊びなどをしかけてきて 何となく外出を引き止めてる気がしたら要注意だ。 これは映画オリジナルのエピソードになるのだろうか。
忠誠心に厚い けなげな犬の話というより、 季節の移ろい、 時の経つことの早さ、 そんななかでも けなげに生きる人間。 愛する人が去ることの寂しさという一点においてだけ本当の意味で犬とシンパシーが持てる・・ みたいな部分にフォーカスして "泣ける" と言われる映画に仕上がっている。
ただやはり子供に字幕はきびしいので吹替になる。 すると、 ちょっとキツイんだよね。 プロの声優でも臨場感ある話し方は難しいはずなのに、 ましてや 'イメージ 声の出演' だから。 。
吹替版では "ハチ、ハチ" と呼ぶ声がやたら耳につくのだが、 一瞬 英語に切り替えると "boy" とか言って、 必ずしも Hachi を連呼してない様子。 タイトルも邦題は HACHI と切られているが、 英題のほうが Hachiko なのだ。 やっぱりハチ公でしょ。 ハチって・・ みなしごのミツバチみたいじゃん^ ^ もうクリスマスというタイミングは逃しているが どうせ見るなら、 やっぱり大人は字幕版!
HACHI 約束の犬 (2009) 公式サイト 象のロケット
Hachiko: A Dog's Story
監督 ラッセ・ハルストレム
リチャード・ギア ジョーン・アレン サラ・ローマー ケイリー=ヒロユキ・タガワ
ジェイソン・アレクサンダー エリック・アヴァリ ダヴェニア・マクファデン
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