12.18.2009
少年老いやすく 「カールじいさんの空飛ぶ家」
吹替版で子供と見た。 3Dの劇場ではなかったが、 子供の受けは上々。 わかりやすい邦題が付いているが、 原題を見るとただ 'UP' なんて意味深だな。
カール少年が じいさんになるまでの進行が走馬燈のように早くて驚いたが "冒険のアルバム" をめくるところなどはセリフがなくサイレント映画のような雰囲気で、 狙ってるなとは思うがまずまず。 カールじいさんの名字はフレドリクソンだが 「春にして君を想う」 のフレドリクソン監督へのリスペクトを込めたネーミングだろうという指摘がallcinemaのレビュー欄にあった。 そのへんにインスパイアされつつ、 落とし込まれるのはPIXAR流のCGアニメだから、 ある程度お決まりの展開となる。
エリーが生きているうちに冒険の旅に出ればよかったのにと思うが、 爺さん婆さんの旅ではCGアニメにふさわしくないということなのだろう。 子供のいないカールじいさんは孫のような少年と空飛ぶ家で旅することになる。 CG的には布のテクスチャーや風景がリアルだなと。 犬のしぐさなどもよくできていて、 犬好きが作ったんだろうなと。
かつては憧れた冒険家との決別、 エリーのアルバムに冒険として続けられた二人の日常。 子供にはわかりにくいメンタリティだが、 ここは大人に泣いてもらおうということだな。 笑いのポイントはと言えば、 飛行船の窓の外に ぬーっと登場するラッセル少年など、 どことなくジブリっぽい気もした。 子供に一番受けていたのは実はこのシーンだが、 あと風船がリアルとか言ってたな。 それと娘はなぜか、 重量を軽くするために家から家具を捨てるとき、 そんなのダメと怒っていた^ ^
カールじいさんが78才、 なら冒険家マンツはいったい いくつなんだ? カールが10才の時にマンツが30才だとして、 概ねアラ100なわけだ。 それで犬を引き連れて いまだに野心に燃えてるのか。 冒険心を取り戻せ、 みたいな話かと思ったら まったく違っていたのは好感だが、 あちこちでチヤホヤされると どうもテンションが下がってしまう。 いちおう見ましたということで。 。
(追記) » 実写版?
カールじいさんの空飛ぶ家 UP (2009) 12/5〜 CGアニメ
監督 ピート・ドクター+ボブ・ピーターソン 公式サイト
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