12.11.2009
神父様はヴァンパイア 「渇き」
パク・チャヌクがヴァンパイアものをやるなんて意外だった。 だが、 どうも面白くなかった。 さすがに絵作りはいいが、 原作が古すぎるのか、 脚色が不十分なのか、 今風のヴァンパイアにはなりきれていなかった気がする。
吸血鬼の苦手なもの、 太陽、 十字架、 ニンニク・・ 太陽は 「トワイライト」 で克服されたが、 本作では何と神父が吸血鬼なのだ。 次はぜひとも誰か、 ニンニクラーメンの屋台を引く吸血鬼なんてやってほしい^ ^
そして神父様に恋するのは人妻なのだが、 彼女は捨て子で拾われ、 実子と兄妹のようにして育てられ、 そのまま兄の嫁になったという よくわからない設定。 そのことで夫や母を怨み、 世の中を呪う '厭世する人妻' なのだが、 神父と出会い、 秘密を知り、 自分もそっちの世界へ連れて行って欲しいと願う。
神父は吸血鬼ではあるが、 人のためになりたいというアイデンティティを持つ者で、 血を得るためにも人を殺さないで済むよう心がけている。 このへんの葛藤もよく伝わらず、 人妻との関係の中でしだいにそれが壊れていく様子も中途半端。 やがてドロドロ、 血みどろの展開となり、 最後はすべてを清算する旅に出て、 波の音とともに静かに映画は終わる。
'傷を舐め合う' ならぬ、 血を吸い合うシーン、 ラストの旅などは笑いとエグさの絶妙なバランスでそれなりにいいが、 それ以上に特筆すべきものもない今回のチャヌクは来春公開予定。 それなりに乞うご期待! キム・オクビンは いいチチしてます^ ^
渇き Thirst/Bakjwi (2009韓国) 日本公開2010.2/27予定 公式サイト
監督 パク・チャヌク 原作 エミール・ゾラ 象のロケット
ソン・ガンホ キム・オクビン *カンヌ審査員賞
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