8.10.2009
ハイテク忍者戦隊 「G.I.ジョー」
「G・I ジョー」 (1945) なる戦争映画がこの名前を使ったものとしては最も古いようだが、 その後フィギュアとして有名になり、 コミックやアニメを経て今回のシリーズにつながる。 GIジョーはもはや一兵士ではなく、 ハイテク武装スーツをまとった特殊戦略チームの名称なのだ。
武装スーツは黒だが、 もしこれがカラフルだったら・・ まるで秘密戦隊ゴレンジャーから始まるスーパー戦隊シリーズだ。 ちょうど女性1名を含む5〜6人のチームだし、 敵はナノテク兵器を操る武器商人。 どこか石ノ森っぽい。 敵味方ともに忍者が1名ずついるのも、 タイムレンジャーのタイムファイアに始まり、 以降のスーパー戦隊シリーズが取り入れるようになった異色キャラ、 ゴールドやシルバーのパターンとも言える^ ^ お金のかかり方ははるかに上だが、 そんなノリなので親近感を持って楽しめた。 各キャラも過不足なく描けている。
悪の組織コブラ側の忍者は白いコスチュームに身を包んでいるが、 これをイ・ビョンホンがやる。 GIジョー側の黒忍者とは古い因縁がある。 また戦隊シリーズならレッドになるであろう熱いキャラ デュークも、 敵コブラのヘッドとは戦地からの因縁があり、 コブラの主戦力である女戦闘員はデュークの元恋人。 いかなる経緯でそうなったのか・・ と言っても大して深い物語は出て来ないが、 とにかくいろんな因縁がからむ。
最後はアメリカ大統領にもコブラの魔の手が伸び、 不気味な終わり方でシリーズの第一弾としてはまずまず。 全体を通して何かが大きく欠落しているという気がしなくもないが、 それが何かは判明しない。 これから良くなってくるのか、 あるいは二弾三弾で終わってしまうのかは予測もつかないが、 大化けしそうな可能性もなくはない。 欠落していると感じた何かが埋められたときにそうなるのかもしれない。
この映画で これだけ語ってしまったのは自分でも意外だったが^ ^ ギラギラしない夏、 ヤケクソで見に行ってみるのも悪くない。 残虐性もエロもないので子連れでも安心。 「ディケイド」 がつまらないと感じたらコレだ!
G.I.ジョー G.I. JOE: The Rise of Cobra (2009) 8/7〜
監督 スティーヴン・ソマーズ 公式サイト
チャニング・テイタム レイチェル・ニコルズ マーロン・ウェイアンズ
シエナ・ミラー イ・ビョンホン ジョセフ・ゴードン=レヴィット
クリストファー・エクルストン デニス・クエイド
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