「トウキョウソナタ」 で、 誰なんだと言っていた脚本のマックス・マニックス。 彼が脚本だけでなくメガホンも握ったのが本作で、 原作はよく知らないが、 日系ハーフの殺し屋 ジョン・レイン を描いた全米ベストセラーだそうだ。 まあ、 はっきり言ってあまり上出来な映画には思えないが、 大胆にもシリーズ化を狙ったような終わり方をしている。
誰かが書いていた、 椎名桔平がハーフに見えない、と^ ^ まあカンボジアあたりとのハーフには見えるが、 それはさておき、 さまざまな特殊技術を操るレインはそれでもじゅうぶんカッコイイ。 シビレる〜 とまではいかないのだが、 敵の裏をかく大胆不敵な '抜け忍' キャラで、 一人でCIAやヤクザを敵に回すが、 子猫やキレイな女には弱い。
長谷川京子が他の映画やドラマでは見られないくらいキレイに撮られていて、 試写を見た彼女は、 まるで監督からの告白のように思えたことだろう。 画面の周辺を極端にボカシたカメラは、 唐突でヘンな雰囲気ではあるが。 ゲイリー・オールドマンは、 何で出てるの?って感じ。 よくキャスティングできたものだ。 あいかわらずキレた演技はしているものの、 ちょっと老けた? という印象。
それにしても一体この映画は何なのだろう。 ハーフ・ノワール、 ハーフ・ロマンスな、 時代から遊離したような、 一歩先を行くような。 。 ハリウッドではさまざま外国人監督が活躍し、 パリコレは外国人デザイナーで成立しているかのように、 日本映画も新しいステージを目指しているのかもしれない。 マックス・マニックスに関する情報は調べてもあまり出て来ないが、 しばらくフォローしてみたい。
レイン・フォール 雨の牙 (2009日本) 4/25〜 公式サイト&予告編
脚本・監督 マックス・マニックス 原作 バリー・アイスラー
椎名桔平 長谷川京子 ゲイリー・オールドマン 柄本明
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