4.04.2009
守れるか・・ 「宮廷画家ゴヤは見た」
重苦しそうな映画を想像していたが、 全く違って面白かった。 18世紀末のスペイン、 カトリック教会による異端審問、 隣国フランスでの革命・・ 激動の時代に翻弄される人々の機微。 画家ゴヤの役割は傍観者なのだが、 まさに、 家政婦は見た、 ならぬ、 ゴヤは見た、 なのだ^ ^
天使の絵のモデルとなりながらも、 豚肉が嫌いというだけの理由で異端審問にかけられるイネス。 権力志向の神父ロレンゾの浮き沈み、 民衆解放の大義の下に侵攻するナポレオン、 最後にやってくる英国軍。 歴史とは力の歴史であることをまざまざと見せつけられ、 過ぎ去った時代と笑うもよし、 この延長線上に現代があると嘆くもよし。
時代の渦の中で、 力の論理の中で、 自分は何かを守れるのだろうか、 あるいは為す術もないのだろうか。 ゴヤの絵と解説
宮廷画家ゴヤは見た GOYA'S GHOSTS (2006アメリカ・スペイン) 日本公開2008
監督 ミロス・フォアマン 公式サイト&トレーラー
ステラン・スカルスガルド ナタリー・ポートマン ハビエル・バルデム
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