クァク・ジェヨン監督のオリジナルはエポックメイキングな作品だし、 チョン・ジヒョンが可愛かった。
オリジナルから6年の歳月を経て、 NYを舞台にしたラブストーリーに生まれ変わった Sassy Girl だが、 このタイミングの外し方、 何のフックもないストレートなリメイク。 日本未公開DVDスルーも当然かもしれない。 しかし見終わってみると、 やはり良くできた話だし、 アメリカでも概ね好感を持って受け入れられているようだ。
それにしても、 とにかくリメイク流行りのハリウッド。 面白い映画でも、 一般のアメリカの観客になじみのない設定やキャストを逐一なじみのあるものに置き換え、 字幕嫌いの観客のために、 外国語を英語に吹き替えるような感覚でリメイクは今日も生まれる。 かつて世界に発信してきたアメリカ映画は、 いまや逆に世界から優れたソースを輸入し、 ローカライズに精を出す役割になりつつあるのかもしれない。 お金をかけられるシステム的な優位性で平均点はソツなく稼ぐが、 そのシステムゆえに爆発的なオリジナリティを生み出すことは難しくなったのかもしれない。
そんなNY版の Sassy Girl はこの人、 エリシャ・カスバート。 カナダ生まれということで、 アメリカ人にとってはどこか非ヤンキーなエスプリを感じるのだろうか。 最近よく見かける彼女だが、 個人的には日本未公開のコレなんかが印象的だった。 どちらの彼女が猟奇的なまでに可愛いか、 見比べてみるのも悪くないのでは。
猟奇的な彼女 in NY my sassy girl (未2008) 日本未公開
監督 ヤン・サミュエル
エリシャ・カスバート ジェシー・ブラッドフォード
猟奇的な彼女 ディレクターズカット特別版 [DVD] チョン・ジヒョン, チャ・テヒョン, クァク・ジェヨン監督 |
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