6.10.2008
絶対、いやたぶん 「ラブ・ダイアリーズ」
「ブリジット・ジョーンズの日記」 や 「ラブ・アクチュアリー」 のワーキングタイトルフィルムズが送る新作ラブコメ! 今回の舞台は90年代初頭のNY、 クリントンが大統領候補として選挙運動をくり広げるまっただ中。
離婚率48%のアメリカ、 この男も離婚手続き中である。 小学生の娘との面会日、 何とかこれを阻止しようという娘が父に、 母との馴れ初めを聞くところから時代がさかのぼる。 男は当時、 三人の女性と付き合い、 果たして誰が娘の母となるかは物語の後半まで引っぱる。
アメリカのラブコメと一味違うなと思うのは、 ハーフ・ハッピー、 ハーフ・サッドな結末。 冷めてしまった愛は馴れ初めを振り返ったところで元に戻ることはなく、 かと言って娘が自分勝手な大人をとがめることに終始するわけでもない。
男がまだ選挙事務所に入りたての使いっ走りだった頃、 いつも男につっかかってきたコピー係の娘。 彼女のセリフを2つほど抜粋してこの映画のニュアンスを抽出してみよう。
"私たちは水と油、 サンドペーパーと裸のお尻・・ お尻がアナタ"
"責任とか子供とかローンとかを背負う覚悟ができた時期に
たまたまいっしょにいる人、 それが結婚相手よ"
もしあなたがちょうどそういうタイミングであれば、 たっぷり楽しめる作品に違いない。
(追記2009.9.3) DVDスルー決定。 ダイアリーという単語を使った、 いかにも邦題になって。 。
ラブ・ダイアリーズ Definitely, Maybe (2008イギリス・アメリカ・フランス)
監督 アダム・ブルック 日本未公開
ライアン・レイノルズ アビゲイル・ブレスリン
アイラ・フィッシャー(April) レイチェル・ワイズ(Summer)
エリザベス・バンクス(Emily)
[DVDはレンタルのみ]
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