6.14.2011

鍛冶屋か木こりか・・ 「赤ずきん」



昨日の 「BEATSLY」 でも似たような解釈となったが、 こちらのほうがより正統に 「トワイライト」 を継承する作品と言える。 しかしある意味、 ヴァンパイアが狼男に変わっただけとも言える^ ^

時代は中世、 小さな村はおとぎ話の雰囲気をたたえる。 娘は親が決めたリッチな結婚相手より、 幼なじみの木こりと駆け落ちしようなどと考えているが、 満月の夜の惨殺事件で村は大混乱。 狼男ハンターのソロモン神父というのがやって来るが、 狼男は普段は人として村人に紛れて暮らしているといるのことで、 怪しいやつは火あぶりにしてしまえと魔女狩りを始めるだけ。 やがて狼の血族は意外な者であることがわかり、 娘は自らの運命に目覚める。

リッチな職業というのが鍛冶屋だったりして、 木こりとそんなに差がつくのかなどと思ったりするが、 この 'いいなずけ' も悪い男ではなく、 幼なじみとの間で揺れる乙女心がポイントなのだろう。 そのわりに そのへんはよく描けているようにも思えない。 どちらの男も中程度のイケメンで、 キャラもはっきりせず印象が弱い。

狼男の正体はよく隠されているが、 正体が明かされても何となくショックは少なく、 白い雪の中で 赤いフード付きマントをまとうアマンダ・セイフライドというビジュアルと、 ジュリー・クリスティ演じる婆さんの不気味さだけが強調される結果となった。 そう言いながらも意外に飽きずに見れるが、 可もなく不可もなく。 オールドマンも思いのほか、 あっさり風味。



赤ずきん Red Riding Hood (2011) 6/10~ 公式サイト・予告 象のロケット 
監督 キャサリン・ハードウィック 
アマンダ・セイフライド ゲイリー・オールドマン ビリー・バーク 
シャイロー・フェルナンデス マックス・アイアンズ ヴァージニア・マドセン 
ジュリー・クリスティ 

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