1.26.2011
バルーンになった少年・・ 「ブローン・アパート」
あさって公開の作品で、 主演は最近よく見るミシェル・ウィリアムズ。 本作では上半身ヌードもあり、 慣れないイギリス英語でがんばっている。 原作はサマセット・モーム賞受賞作品ということで予告もテンションが高かったが、 見終わってみると何となく "え?" な感じ。 。
「ブリジット・ジョーンズの日記」 で知られる女性監督の撮るウィリアムズは どこかジョーンズっぽくて可愛いが、 映画としては かなり '未完成度が高い'^ ^ 監督はアメリカ人をイギリス人化するのが好きなのか、 ウィリアムズは全編を通してブリティッシュ・アクセントで早口にしゃべる。 ときに憧れもするクイーンズ・イングリッシュだが、 やはりどこか東京人が話す大阪弁のごとく ぎこちなくもあり物語に入っていけない。 原題のごとく "扇情的" な音楽の使われ方は悲しみを煽るが、 よけいにチグハグさを強調しているとも言える。 男たちや母は、 いちおう置いているという程度。
テロで4才の息子を亡くした母親は 「息子を奪ったあなたへ」 という原作タイトルが意味するところの、 心に大きな傷を受けた者へのカウンセリングの一環としてビン・ラディンに宛てた手紙を書かされる。 そして最後に彼女が示した "爆弾よりもうるさいもの" とは果たして・・ 先日もロシアで惨事があり奇しくもシンクロしてしまう。 時代の陰はまだ継続中なのだとあらためて思うが、 原作の評判は映画化を担保するとは限らない好例になってしまったようだ。 世界的には3年前の作品で かなり遅い日本公開、 乞うご期待^ ^
ブローン・アパート Incendiary (2008イギリス) 日本公開2011.1/29
監督 シャロン・マグワイア 公式サイト・予告 象のロケット
原作 クリス・クリーヴ 「息子を奪ったあなたへ」
音楽 梅林茂+バーリントン・フェロング
ミシェル・ウィリアムズ ユアン・マクレガー マシュー・マクファディン
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