11.18.2010

デンジャラスじいさん? 「RED」



ガンガンと新作を見ておりますが、 Retired Extremely Dangerous(退役した非常に危険な奴) の頭文字を取って REDと、 ふざけたタイトルながら、 これはかなり楽しめる。 ってことは自分もジジイの部類・・? ま、 とにかくお正月明けに何か1本見ようぜ、 ということならコレがお薦めかもしれない。

年金事務所の女の子に、 用もないのに何度も電話をかけナンパする元CIAのハゲおやじことブルース・ウィリス。 女の子と言っても、 メアリー=ルイーズ・パーカーもアラフォー、 いやアラフィーか。 しかしながらキュートな魅力をいつもスクリーンの片隅に覗かせてくれる。 そしてハゲおやじは、 これがまた単なるちょっかいでなく、 本気。

しかし突如 命を狙われることとなって、 巻き込まれた彼女を守るという名目の元、 アメリカの数都市を連れ回し、 かつてのCIAの強者たちが合流、 ついでに何の因果か元KGBをも仲間に加え黒幕退治に向かうのであった。 弾けたプロットはグラフィックノベルから。 ドイツ人監督は小気味良いリズムで話を進める。 ヘレン・ミレンまでがデンジャラスに暴れてくれる。 (彼女は 'クィーン' なので元MI6)

元CIAを狙うのは現CIAで、 バックには副大統領が・・ という展開になるが、 現役CIAの若造がしだいにベテランの気概にほだされていったり、 概ねハッピーエンディングが見えてきたところでディズニー映画だとわかる。 が、 手堅く楽しめること受け合い。 ターゲットは定年ベビーブーマー、 あるいは団塊の世代か。 不況ゆえに大きなパイを狙ってきた? 日本でも手堅くヒットするか、 乞うご期待^ ^



RED レッド (2010) 日本公開2011.1/29 
監督 ロベルト・シュヴェンケ  公式サイト・予告 象のロケット 
原作 ウォーレン・エリス+カリー・ハムナー (グラフィック・ノベル) 
ブルース・ウィリス メアリー=ルイーズ・パーカー 
モーガン・フリーマン ジョン・マルコビッチ ヘレン・ミレン 
カール・アーバン ブライアン・コックス 

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