
UFOやオカルト好きの知り合いに勧められて見た。 映画自体をそれほど面白いとは思わなかったが、 シュメール文明宇宙人説や、 さらに調べていけば日本人シュメール起源説なんかにぶち当たる。 懐かしくて不思議な世界ではある。 地球最古の文明があまりに突如として発生しているとの指摘、 あるいはシュメール語と日本語は構造的によく似ているらしい。 以下ネタバレ注意。
アラスカのある町では行方不明者が続出、 夜中に目が覚めるという睡眠障害に悩む者も多い。 この者たちのカウンセリングにあたっている心理学者は、 彼らの記憶の不思議な共通点に気づく。 目が覚めるとき、 いつも窓の外に 'ふくろう' がいると言うのだ。
第一種 UFOの目撃、 第二種 UFOの痕跡に接触、 第三種 地球外生命との接触、 そして第四種 地球外生命による拉致・・ 封印された記憶を催眠療法で探ると、 どこかへ連れ去られ何かをされたらしい。 記憶が蘇りかけると、 思い出すのも忌まわしい恐怖の感情が噴出する。 それはただの記憶ではなく、 直接響く声のようで、 全能的支配・・ 録音された意味不明の言語はシュメール語で "我こそは創造主" と語る。
記録映像と称するものと再現フィルムのリミックスで綴られているが、 謎と言えばミラ・ジョヴォヴィッチの出演が謎なくらいマイナーな雰囲気^ ^ 高度な文明を持つ渡来者が神であるというのはある種わかりやすいが、 自分たちが創ったものをなぜ検査したり実験するのか。 ジョヴォヴィッチ扮する心理学者は言う。 "彼らには絶望しか抱かない。 だから創造主であるはずはないが、 創造主を語ることはできる"
彼女の夫は彼らに殺され、 彼女自身の中にもさらわれた記憶があり、 彼女の娘も帰らぬまま現在に至るとのこと。 この手の話はずいぶん昔からあり、 高度な文明を持つわりに時間のかかる調査だなと思うが、 どうせなら 5th kind へコマを進めてほしい気もする。


THE 4TH KIND フォース・カインド (2009) 公式サイト 象のロケット
監督 オラントゥンデ・オスサンミ
ミラ・ジョヴォヴィッチ
2 コメント:
初めまして、東京在住のNARCYと申します。
現在、映画サイトを勉強中です。色々検索しているうちにこちらに辿りつきました。情報量がすごいですね。参考にさせて頂きます。
最近、オムニバス映画のサイトを開きました。もしよろしければご覧頂き、感想などをお聞かせ下さい。
オムニバス映画ワールド
http://web.me.com/omnibusworld
アクセスお待ちしています。
宜しくお願いします。
NARCYさん、はじめまして。
オムニバスに絞った映画サイトというのもフックが効いていますね。 訪ねさせていただきました。
イントロで書かれているように "オムニバスは当たらない" は確かにそのような気もします。 もしくは当たり外れが大きいと言えるのかもしれません。
でもやはり魅力のある表現だなと思います。 "オムニバス" という言葉を覚えたときには 'ツウ' になった気がしたものです^ ^
恐らくは監督の他に、各断片を統合する別の才能がいるのでしょう。 美術で言うキュレーターのように。
オムニバス映画が見直されていいのかもしれませんね。 また訪ねさせていただきます。 コメントありがとうございました。
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