9.22.2009
終わらない戦争 「ハート・ロッカー」
これはテンション高いよ。 日本公開は未定だが、 スルーでは終わらなさそう。 邦題も決まっていないが、 そのままカタカナにするとハート・ロッカー。 と言っても '心のロックンローラー' ではなく '痛みの鍵屋' か。 イラク戦争終結後も戦争は簡単に終わってくれず、 駐留米軍を狙った爆弾があちこちに仕掛けられる。 これを解除する特別班の、 撤退までの約1ヶ月を日付カウントダウン方式、 フェイクドキュメンタリータッチで描く。
爆発物処理のスペシャリストは宇宙服のような防護服を着て、 仕掛けられた安物の爆弾に近づいていくが、 何弾も連結されていたり、 クルマのトランクが丸ごと火薬庫だったり、 ハラハラの2時間はあっという間に過ぎ去る。 だが彼らの撤退までの時間はなかなか過ぎ去らず、 穏便にやり過ごすことを許してくれない。 一人死に、 次にやってきたスペシャリストは飛びっきり無鉄砲な男だった。
イラク側は志願していない男に無理やり爆弾をくくりつけた自爆テロ、 少年の体内に埋め込んまれた人間爆弾・・ エグイものを次々と繰り出してくる。 砂漠でのスナイパー戦、 微妙な友情・・ 果たして男たちは生きて帰還できるのだろうか。
ジェームズ特別軍曹は悪運が強く、 これまでに800個以上の爆弾を処理してきたが、 その無謀さでサンボーン軍曹と衝突を繰り返す。 しかしジェームズも故郷の息子を思い、 イラクのDVD売りの少年とサッカーをするような素朴な男だった。 それゆえにイラクの現状に怒り、 人間爆弾に対しては冷静さを失った行動に出てしまう。 その夜の爆発は自爆に見せかけた遠隔操作で、 犯人はまだ近くにいると推測、 懐中電灯を消して無謀な追跡を企てるが・・
無謀な軍曹役をジェレミー・レナーが好演、 監督は女性ながらアクション物が得意なキャスリン・ビグロー。 脚本のマーク・ボールとの共同プロデュースによる意欲作だ。
ハート・ロッカー THE HURT LOCKER (2008) 日本公開2010年3/6
監督 キャスリン・ビグロー 脚本 マーク・ボール 公式サイト 象のロケット
ジェレミー・レナー アンソニー・マッキー ブライアン・ジェラティ
ガイ・ピアース レイフ・ファインズ
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