
タトゥの起源はサモアなんだな。 自国のリソースを上手くフィーチャーしたニュージーランド発のホラー、 一風変わった雰囲気が興味をそそる。
"癒しのタトゥ" を売りにしていたアメリカ人タトゥイストは、 原因不明の病に伏す少年にタトゥを施す。 しかし効果はなく少年は帰らぬ者となった。 悔恨の念から修行のやり直しを決意してか、 あるいはシンガポールで会ったサモアの女を追ってか、 タトゥイストはニュージーランドへ旅立つ。
サモアの人々の排他的なムードがタトゥイストの孤独をより鮮明にすると同時に、 伝統の彫具で傷を負ってから妙な気配に悩ませれるようになる。 やがて彼にタトゥを彫ってもらった者が次々と原因不明の死を遂げる。
'父と子' 'サモアと西洋' を軸に意外にもオーセンティックに、 そしてメローに物語は進む。 それほど恐くはないものの、 ときおり新感覚のショックビジュアルも見せてくれる、 南半球の島から来た佳作。
THE TATTOOIST (2007 ニュージーランド・シンガポール) 日本公開未定 監督 ピーター・バーガー ジェイソン・ベア ミア・ブレイク
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