
良くできてるし評判にもなったから、 現在の日本映画としては最高峰なんだろうな。 そのくせ、 こうして半年も経ってDVDで見たりするのが何となく恥ずかしい1本。 今さら話題にできない気になるのは、 なぜだろう。 理由は恐らく、 単に底が浅い? ハリウッドはアッパー系、 邦画はダウナー系なんて、 何となくわかる形容をどこかで見かけたが、 いずれにせよケミカルなことは確かだ。
松たか子は迫力あったな。 黒田育世なんてキャスティングも冴えてるとは思うが、 ここに来て中島監督は 広告表現的な浅さに回帰してしまった感があるのは気のせいだろうか。 高い精度で調合された効きのいい合成ドラッグ・・ しょせん その程度だと思えるのは、 原作ありきの映画製作にも起因しているだろう。 良くできた原作をベースに、 きちんとした演出プランを練ればアベレージは叩き出せる。 今度はオリジナル脚本で何か作ってほしいものだ。 "なあんてね" で終わるセンスがあれば面白いものができそうだが、 今さら そんなリスクは侵せないか ・・なあんて、 ね。
告白 (2010日本) 公式サイト 象のロケット
監督 中島哲也 原作 湊かなえ
松たか子 木村佳乃 岡田将生 西井幸人 藤原薫 橋本愛 黒田育世
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