6.03.2010

57才。 。 「クレイジー・ハート」



ひさびさのエントリーになってしまった。 徒労に終わる仕事の多い今日この頃、 そこはかとなく不況を実感するが、 まあ自分がバカなだけかもしれない。 。

そんな気分にピッタリだと思った本日の作品、 アカデミー2部門 (男優賞・主題歌賞) を取って、 ジェフ・ブリッジスは演技し歌うだけではなく製作総指揮も担当、 ロバート・デュヴァルは製作も買って出ている。 だが正直、 何かピンと来なかった。

落ちぶれた57才のカントリーシンガーが、 今 売れっ子の後輩シンガーに助けられ、 またバツイチの女と知り合って、 アル中から抜けだしてひさびさに曲を書き上げる。 それだけの話。 もう少し何かあるのかと思ったが何もなく "やり直すのに遅すぎることはない" というメッセージも定番すぎる気がする。

だが仮にもアカデミー男優賞、 そして いい落ちぶれ役を、 これまでにもたくさん見せてくれているブリッジスだから、 さぞかしグッとくる演技で圧倒してくれるのだろうと期待したが、 さらっと こなしてる感じ。 アル中ということなのに それほど溺れてる雰囲気もなく、 落ちぶれながらも、 けっこう楽しくやってます的な風情だ。

むしろ後輩シンガーのコリン・ファレルが、 曲を書いてほしいと頼み自分のショーの前座に呼んだりしながらも、 このオッサン大丈夫か?みたいな顔で見ているあたりがいい。 後半で登場する旧友役のロバート・デュヴァルもいい感じ。 だが57才の男が簡単に恋に落ちてしまう相手であるマギー・ギレンホールがいまいちパッとせず、 どこに惚れたのかもよくわからない。

ギレンホールはローカル新聞の記者としてインタビューにやってくるのだが、 気むずかしい男に上手く対応してるだけとも言える。 前夫との諍いを通じて、 もう結婚はこりごりと話す様子も取って付けた雰囲気。 微妙に気味の悪い親密感の演出でもあった。

全編を通じて泥臭いカントリーの雰囲気が味わえるかと思ったが そうでもなく、 完成した曲もカントリー臭くないあっさりした曲。 唯一 求心力の高まったシーンは、 ブリッジスが息子に電話をするところ。 息子が4才のときに離れたきり、 今では28才になっているというのだ。 どういう顛末になるかは見てのお楽しみ・・ 自分的には評価は高くなかったが、 もう少し上の年代の方が見たら違った感想が出てくるのかもしれない。 12日から。


クレイジー・ハート Crazy Heart (2009) 日本公開2010.6/12 
監督 スコット・クーパー  公式サイト・予告 象のロケット 
音楽 T=ボーン・バーネット+スティーヴン・ブルトン 
ジェフ・ブリッジス マギー・ギレンホール コリン・ファレル 
ロバート・デュヴァル 
クレイジー・ハート [DVD][DVD]

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