9.29.2008

昔住んでた家を訪ねたことはない? 「チャイルド・ゲーム」



持ち上げるほどでもないが、 ベタなタイトルのわりには良作だった。 近年、 フランス産のホラーはいかにもな二番煎じが多かった。 これも決して新しい感覚に満ちているわけではないが '普通に怖い' ものが欲しくなったらグッドチョイスかもしれない。 ちなみに字幕はあまり上手くなかった (頭に入ってこない) ので吹替で見た。

パリのアパルトマンで暮らす四人家族のもとへ、 ある日、 見知らぬ爺さんと婆さんが訪ねてくる。 彼らは兄妹で、 何でも昔ここに住んでいて、 懐かしんで来てみた、 ぜひ中を見せて欲しいとのこと。 奥さんは彼らを部屋へ迎え入れる。 それからだ、 不審なことが続くようになったのは。 ベビーシッターの自殺、 夫の解雇、 視力の異常・・ 調査してわかったのは、 老人が名乗った名前の兄妹は何十年も前にこのアパルトマンで死んでいるということだった。

ストーリーは早い段階で読めてしまうが、 予期せぬショックシーンが随所に散りばめられ、 その予感とともにサスペンスはいい感じで持続する。 ときどき入る妙なトーンのカットも味わい深く、 ベビーシッターの佇まいや洗濯機の修理屋、 ちょっとしたところにも臨場感が感じられる。

実は自分も訪ねたことがある。 子供の頃に住んでいた家や学校、 その不思議な感覚を傍らに置いて楽しめる佳作ホラーだ。


チャイルド・ゲーム Un Jeu D'Enfants (2001フランス) 日本未公開
監督 ローラン・テュエル 
カリン・ヴィアール シャルル・ベルリング 
チャイルド・ゲーム
[DVD]


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2 コメント:

umetraman さんのコメント...

こんばんは。
これはとても気になる映画ですね。
最近、ゾッとする映画を観ていないので、これはいいかもしれません。フランス映画ってのがいいですよね。もうすっかり涼しくなってますけど(笑;)。
フランス映画の「ストーンカウンシル」というホラー映画は観たことはあるのですが、モニカ・ベルッチの全裸シーンが眩しかっただけの思い出です(笑;)。

ガツンと応援いきます♪凸

kiona さんのコメント...

>umetraman さん コメントありがとうございます!!

モニカ・ベルッチはもう素敵すぎますよね。「マレーナ」 はもちろん、「ストリッパー パリ18区」 というのも見ました。「ストーン・カウンシル」 の ””全裸"" はぜひ見たい^ ^ でもいま調べたらDVDのジャケは絵画調でビミョーですね。。

何はともあれ応援ありがとうございます♪♪